インスタグラムで既に紹介したこの焼き物ですが、正直なところ、どういう価値のものか全くわかりません。箱の上面に何と書かれているのかも、よく読めません。もう30年以上前の話です。この焼き物はホリプロの会長堀威夫さん(当時)のご自宅を訪問した際に、お土産に頂戴したものです。私はその頃、出販社で女性誌の芸能担当デスクをしておりました。ある日、堀会長とその奥様と親しくされている松井さんという方が、突然、堀会長の家にご挨拶に行こうと誘って下さいました。場所はどこだったのかよく覚えていません。東横線沿線か、小田急線沿線で、JRの沿線ではなかったように記憶しています。駅を降りてから、住宅が密集した入り組んだ道をかなり歩きました。地図があっても分からないような複雑さです。意外だったのは木造の家だったことです。古いけれど由緒ある邸宅でした。平日の昼間にお邪魔したので、会長は不在でしたが、松井さんが「百合子さん、百合子さん」と親しげに奥様のことを呼ばれていたのを思い出します。
当日は、よく取材していた堀ちえみさんのことや和田アキ子さんの話などをいろいろお聞かせいただきました。息子さんが電通に勤務しているという話も聞いたように覚えています。エリートの家系は違うなと思いました。それにしてもこの松井さんという人物、芸能界の大物とパイプが太く驚かされました。大手芸能事務所の社長さんはほぼ存じ上げているという感じです。凄い人脈です。