小林公夫の「愛(め)でたいモノたち」

作家で法学者である、ハカセ小林公夫が好きな服や、小物、本、好きなお店、料理など様々な好きなモノについて語るページです。

紙は食べちゃダメだってば!モ〜〜!

「SIGNATURE」5月号が送られてきました。

ひさびさに「SIGNATURE」の話をします。今号は富山県特集ですね。私は富山県とどうもご縁があるらしく、多くの知り合いがおります。ですので、彼らのことを思い出しながら、興味深く拝読しました。ただ、富山市に特化した記事でしたので、そこが残念です。私が好きな高岡や魚津の特集も組んでほしいと思いました。

「SIGNATURE]と言えば、このカード会社のポイントが知らぬ間に5万点ほどたまりましたので、先日そのうちの3万点を牛肉と交換しました。写真がその牛肉ですが、牛肉にはうるさい私ですが、なかなか良質な肉が届き驚きました。通常景品は粗末な品物が送られてくることが多いものです。でも、今回は違いました。有難うございます。

不思議に思ったことは、この紙は食べられませんという注意書きが同封されていたこと。この注意書きは吹いてしまいます。これを食べてしまう人が本当にいるのでしょうか。この警告文は謎です。洒落でしょうか、ね。

 

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孤独なグルメー東武グランデ2階栃木和牛ステーキ「下野」編

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どうにも帯状疱疹が良くならないので、今日はゲン担ぎに、東武グランデ2階の下野で栃木和牛のステーキディナーコースを頂きました。以前、ランチでオージービーフは食べたことがありましたが、やはり栃木和牛はまた格別な味です。昨年の10月に帯状疱疹を発症してから、禁酒状態で、こういうお客はワインも飲まないのでお呼びでないという感じですね。今日もジンジャエールを飲みながらのディナーです。シェフの方から写真を撮るなら動画を撮るように勧められましたが、これもうまく撮れません。この点も困りものです。右目がほとんど見えず、致し方ありません。ただ肉の色の鮮やかさだけはお分かりいただけますね。つけ合わせの野菜もおいしく頂きました。

ミニボルツという店名を侮るなかれ、 味はしっかりボルツの20倍!

f:id:kobayashi-kimio:20220105195047j:imagef:id:kobayashi-kimio:20220105195052j:imagef:id:kobayashi-kimio:20220105195054j:imagef:id:kobayashi-kimio:20220105195057j:imagef:id:kobayashi-kimio:20220105195101j:imagef:id:kobayashi-kimio:20220105195105j:image

今日は宇都宮記念病院での帯状疱疹の治療の帰りに、宇都宮市の中心地にある「ミニボルツ」で食事をしました。写真をご覧ください。外観はかなり古い感じですね。お店の奥さんにお尋ねすると、この地に店を構えてから46年になるそうです。相当な年数です。

ボルツと言えば、辛いもの好きの私は、東京都千代田区でのサラリーマン時代に池袋のボルツに数百回通いました。30代半ばぐらいまでかな、池袋のボルツ通いをしていました。初めて店を訪れた時は、控えめに10倍カレーを注文しましたが、辛くなく軽く食べられたため、次回からは20倍カレーを連発しました。毎週最低1回、10年近く通いました。当時、20倍カレーを食べることができた奇人は、店に顔写真が貼られるという儀式がありました。私の場合、あまりに20倍カレーを食べたため超人として、顔写真が2枚貼られていました。その後、店長が私の実力を認め、特注で30倍カレーをこしらえてくれるようになりました。今日は昔懐かしいボルツの味を思い出しながら食べました。写真が20倍カレーです。香辛料が多く、ボタっとした感じでスプーンですくうも下に落ちません。5分ぐらいで完食。ちなみに宇都宮の人で20倍を注文する人はほとんどいないそうです。私はどこに行こうが奇人です。ミニボルツのご主人は渋谷のボルツで修業をされてこの地に移り住みました。「ミニボルツ」とは店内が小ぶりなボルツという意味ですね。このお尋ねは愚問でした。

孤独なグルメ 栃木和牛編

訳ありまして、今日は東武グランデ2階の和食「簾」で、栃木和牛すき焼きコース「匠」を頂きました。

肉が柔らかく又大きくとてつもなく美味しい。

孤独なグルメですが、豊かな気持ちになりました。その昔、瀬里奈のCMだったか、「すき焼きって目でも耳でも美味しいのですね」というコピーがありましたが、納得です。肉と野菜の美しさ、すき焼きが出来上がるまでの音がなんともいえないものでした。最初から最後まで、全てお任せでお作りいただきスタッフの方に感謝です。

有難うございます。又、伺います。

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SIGNATURE

f:id:kobayashi-kimio:20211018220116j:imagef:id:kobayashi-kimio:20211018220132j:image「SIGNATURE」11月号が届きました。その昔、女性ファッション誌の編集に従事していたので、必ず女性ものの広告にまず、目が行きます。今回は、MIU MIUの黒のミリタリーコートに目を奪われました。MIU MIUとは、聞きなれない名前でしょうか。プラダを創設したMarioPradaの孫娘Miuccia Pradaが1993年に立ち上げたブランドですね。お孫さんの名前を見ると、何故、MIU MIUか、名前の由来が分かりやすい。このコート、分厚いメルトンを2重に仕立てたもので、なんだか昔の将校さんのコートの様。恐らく着こなすのはかなり手強いです。あくまで私見ですが、髪はショートヘア、身長は170cmは最低欲しい。これを着て、街をかっ歩できるのは選ばれた方たちだけですね。ぜひ、自粛ムードを跳ね飛ばし、街に活気を与えてください。値段は1210000円。肩と肘にパンクなスタッズが施されているそうでございます。

味のある茶の牛革の鞄、古きを温めます。

f:id:kobayashi-kimio:20210922180706j:imageこのコーナーで以前、ドイツのめずらしい牛革の鞄と馬の革でできた光輝く鞄を紹介しました。その際にお話しした通り、現在は両方とも長女と次女が使用しており、私はというと、今はおよそ10年前に購入したこの牛革の鞄が愛用品です。講義のレジュメなどを入れています。明るい茶色の鞄で、購入時に比べ、茶色が微妙に変化してつややかになり味が出て来ました。何の仕掛けもないシンプルな鞄ですが、こういう状況で新たな鞄を買う余裕もないので、「古き」を温めます。温故知新とは意味が違いますね。

ゾウと1秒はどちらが大きいか

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幻冬舎ゴールドオンラインに公開された記事「『ゾウと1秒はどちらが大きいか』あなたはどう答える」、はかなり多くの方に読まれたようです。失礼ながら、別の巨大なサイトならば、100万PVはいったかもしれません。東大入試英語に引用された英文の著者は、英文の中で、概略「異質なもの同士の比較の際に、我々は本能的に同質な類型の中での平均値と結び付けてその判断をなす」と述べています。だから、ゾウと1秒の比較の際には、動物界の平均値とゾウを比べ、時間の単位の平均値と1秒を比べるわけです。結果として、ゾウは平均値よりはるかに大きいので、ゾウが大きいと多くの人は答えることになる。それに対して記事のコメントに何本か目を通しましたところ、その中に面白いコメントがありました。それは太陽系の衛星という類型での話です。火星の衛星ファボスはどう評価されるかというのです。ファボスの直径は11km、地球の衛星である月は1740km、木星の衛星イオは1820kmです。つまり、太陽系の衛星という類型で比較した場合、木星の衛星にはかなり小さいものが多くありますが、平均値を考慮すると、ファボスは平均値より小さいのではないかというわけです。その場合、ファボスと1秒を比較して、ファボスと答えるであろうかというのが論者の主張です。こういう考え方は重要と思いました。しかし、この比較の話は地球上でのことと限局すれば、ファボスの話は持ち出せません。つまり、英文の著者は少々言葉足らずでした。英文のどこかに、あるものとあるものの比較の話は、「この地球上での話ですが」、と断り書きを入れるべきでした。そうでないと、宇宙の中での銀河の比較や、M天体の大きさの比較なんて話になってしまう。これでは話が広いがり過ぎてしまいますね。

 

 

当時、国民的美少女No.1、後藤久美子さんの超レア物のテレカです

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先日、部屋の棚を整理していたら、偶然、35年ぐらい前の貴重なテレカが出てきました。

後藤久美子さんの超レア物のテレカです。

私がマスコミ勤務で芸能担当デスクをしていた頃に頂戴したものです。思い起こすと、当時、なかなか取材ができないタレントが何名かおりました。ジャニーズ事務所田原俊彦さん、近藤真彦さん、それにバーニングプロの小泉今日子さんです。彼らは、本当に取材が難しく、公開取材以外はハードルが高かった。取材難度として、それに類するのが、当時、超売れていた後藤久美子さんです。何か月もの取材交渉を経て、ようやく、2時間の取材時間が出ました。確か、TBSのドラマに出演中で、当日は「緑山スタジオ」近くのフォトスタジオを予約して待機しておりました。午後2時からの開始予定だったかな。しかし待てども一向に現れない。しまいには、有名なヘアメイクスタイリスト(男性)が怒り出す始末。困りました。でも待つしかありません。4時を過ぎた頃、マネージャーと共にようやく後藤久美子さんが現れました。白いブラウスを着ていたかな。とにかくお姫様のようないでたちでオーラがある。ヘアメイクさんもあまりの輝きに触れて一瞬にして御機嫌が直りました。

その際、遅れて申し訳ないと、彼女のマネージャーから頂戴したのが、この超レア物のテレカです。マネージャー曰く、「これは限定品で、稀少な品」なのだとか。このコーナーでご紹介した、浅野ゆう子さんのテレカ同様すごいテレカです。

 

鳥巣太郎の苦悩

先日、熊野以素著「九州大学生体解剖事件 70年目の真実」をモチーフとした、NHKドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」を見た。この書籍あるいはドラマを私のブログ「愛でたいモノたち」の類型に入れてよいかは逡巡した。しかし、熊野以素さんの著書にしても、放映されたドラマにしても、医学の研究を続ける私にとり感銘を受けるものであり、このブログで紹介することとした。テーマは極めて重い内容だが、ドラマは分かりやすい見せ方で構成されていた。ドラマの中で米軍兵の人体実験に関わった鳥居太一(鳥巣太郎をモデルにしている)が語った言葉、「私は生きた人間を物のように実験材料にした。私は医者なのに」

「人間の命に対して仕方ないとは言ってはいけない」というセリフがすべてを物語っていた。の研究テーマである医療の正当化に加え、少々論文も書いている「上官命令と部下の行為」(大コンメンタール刑法第3版2巻363頁以下)に関る内容であり、学者が今後も考えねばならない究極のテーマであった。

 

1945年春、九州大学で行われた実験的手術により、米軍の捕虜8人が死亡した。当時外科の助教授であった鳥巣太郎はこの生体実験手術に異を唱えるも上司である教授の命令に抗えず、回半の手術に参加する。そして、戦後に行われた「横浜裁判」で首謀者の1人として、死刑判決を受けた。鳥巣は苦悩する。その苦悩が現れた言葉が、「人間の命に対して仕方ないと言ってはいけない」という上述の言葉である。いかに上司である教授の命令であれ、手術に参加したことに変わりはない。ドラマでは苦悩し死を受容した鳥巣に対し、妻が困難を乗り越え再審請求し減刑を勝ち取るさまがリアルに描かれていた。妻を演じた蒼井優さんの渾身の演技が気丈な昭和の女性を象徴していた。凄い女優が現れたなという感じである。なお、この九州大学生体解剖事件をモチーフにした遠藤周作著「海と毒薬」にも目を通すと良いだろう。f:id:kobayashi-kimio:20210830120654j:plainf:id:kobayashi-kimio:20210830120705j:plain

Panya芦屋のラスク、細身で可愛い

f:id:kobayashi-kimio:20210810202033j:plain先日、頻繁にお邪魔しているPanya芦屋でPremium食パンを3本(1,5斤×3)購入しました。すると帰り際に、小さなラスクを頂戴しました。ラスクというと、フランスの国旗でおなじみのガトーフエスハラダを思い出しますね。皆さんもこれまでに1度はグーテ・デ・ロワという有名なラスク食べたことがおありでしょう。あの楕円形のラスク。Panya芦屋のラスクは形状が細長い直方体で、不思議な形。でも、どうして、どうしてこれがなかなかおいしい。バターみたいなクリームは表面に塗られていませんが、カリカリして歯ごたえが良い。甘さもそれ程ではないので、くどくなく、1本、また1本と止まらなくなりますおいしいので食べすぎに注意ですね。硬いので保存性も高く、重宝です。ちなみに、トーストはパンの焼き直し、ラスクもパンの焼き直しです。ごちそうさまでした。有難うございます。

 

 

ベトナム進出!

f:id:kobayashi-kimio:20210804132828j:plainf:id:kobayashi-kimio:20210804132835j:plain私の著書が、ベトナムで発売になり、ベトナムの出版社から見本誌が送られてきました。ベトナム語なので、何が書いてあるかほとんど読めません。そこで寄贈することにしました。現在、滞在することの多い栃木県はベトナム人の数が約8000人と、1番多いので、栃木県立図書館に1冊寄贈しました。ベトナムコーナーにはすでに翻訳されている村上春樹の小説が並んでいました。

以下、ベトナムの皆さんへのお知らせです。ベトナム語はほとんど分かりませんので、英語で失礼します。

 

Vietnamese people living in Japan from Vietnam my book was translated into Vietnamese and published in Vietnam, so I donated one to the Tochigi prefectural Library. The longest number of foreigners living in Tochigi prefecture is Vietnamese, and there are about 8000, so please pick it up at the library and read it.

 

 

I hope you can understand the ideal way of education in Japan through my books.

It seems that there are few translated Japanese books in Vietnam.

What I saw in the library was Haruki Murakami’s novel.

獨協医科大学医事法講義の提出レポートを読んで

f:id:kobayashi-kimio:20210802122208j:plain6月に講義しました医事法制の講義に関して、取りまとめをされている大学の名誉理事長先生から、講義を論評したレポートに目を通しておいてくださいと、提出課題が送られてきました。今回は、6年前の医療過誤論の50通を抜いて、70通というかなりの数のレポートが届きました。まずは、私が取り上げた講義に関心をお持ちいただき更にご論評を頂きましたことに深く感謝いたします。昨時間ほどかけて、レポートのすべてに目を通しました。まず感じたことは、医学部医学科4年生の皆さんの真摯な学びの姿勢が私の胸に届いたということですレポートを精査しながら、学生の皆さんの医学に対する考え方向き合い方に触れ気持ちが温かくなりました有難うございます。全員のレポートを個別に論評できませんので、全体を通じて多くの学生が取り上げている目立た論点に関して、感想を述べさせて頂きます。今後の学習の指針としてください。

印象に残りました論点としては以下の11点に集約されます。それぞれの論点に、多いものですと7、8名ぐらいが集中して論じています。

論点11

刑法の条文に反するというだけで、医師の行為が真実、罪になるか否かは微妙な問題をはらんでいるのではないか。起訴、不起訴の境界は曖昧であると感じた。
講義で取り上げられていた京都のALS患者の事件は、横浜地裁判決が示した積極的安楽死4つの正当化要件を充足していないということはよく理解できたその4要件のうちで、患者に死期が迫っていることという要件があった。しかしこの迫るという概念が曖昧である。数時間なのか、数日なのか、数週間でもいいのか、医学的に判断するのは難しいと思う。
安楽死法は日本には導入されていないが、判例法(あるいは判例法)の正当化要件を充足することで、積極的安楽死が正当化されるケースがあることに驚いた
安楽死は医療の限界点に存在する問題であると感じた
公立福生病院事案、北海道羽幌病院事件の事例を通じて、医療の世界には白黒はっきりさせられないグレーゾーンの有ることを知った
北海道羽幌病院事件で、脳死判定をして治療の中止に及んだ医師の行為が正当化されるためには医師が独断で判断せず、複数の医師の意見を参考に判断すること、また自然に心臓死に至る状況であればそれを待つこと、という防御策は理解できた。ただ講義でも指摘されていたようにこれが真に理想の医療なのだろうかとの疑問を持った
司法の医療に対する介入は謙抑的であるべきで、講義で示されていたように「部分社会」を尊重すべきである
消極的安楽死(治療の中止)の問題に2025年問題がどう関わりを見せるか注視したい
北海羽幌病院事件で脳死に近似した状態の患者を厳密には何故脳死判定できないのか、その点は矛盾であると考えた臓器移植法によらず、厳密な脳死判定できればいいと思う。
10 公立福生病院事で、40代の女性患者が長期留置型カテーテルの手術を拒否して死亡した事例は興味深い。何故なら、この問題の是非において、女性患者の自己決定が都合よく利用されている気がしたからだ。問題の本質はここにあるのではないか
11 安楽死の判決には1962年の名古屋高裁判決がある、この判断と横浜地裁判決を比較して考えてみる必要性もあると感じた

 

11の論点は以上です。

それぞれに興味深い視点ですが、今後、医師として医学の世界で生きていく上で、考えておいていただきたいことを少し補足します。紙幅の都合で、①、②、⑤、⑥、⑩、⑪に絞ります。講義でお話ししたことと少々重複しますのでご了承ください

この問題は⑤の問題とリンクしています。刑法の構成要件に該当しているからと言って、全て可罰的であるかというと、そうとも言えない。講義でも触れましたが、例えば、北海道立羽幌病院事件では、この女性医師の行為を北海道警は殺人罪の実行行為ありと見て送検したが、旭川地検は不起訴にしている。旭川地検私の問いかけに不起訴の理由を述べませんでしたが、ここには大きく2つの考え方がありうる1つは医師の行為にそもそも殺人罪の実行行為性が無いとみるアプローチです。もう1つは、医師の行為は殺人罪の実行行為性があり、死期を早めている可能性があるが、近接していずれ心臓死に至る状況であり、結果への重大性・単一性は低いので起訴しないする立場です。

後者のアプローチは本来は殺人未遂罪と言えそうですが、可罰的違法性までは問えないのではないかと構成している可能性がある難しいですが考えてみてください。

横浜地裁が示した4要件は、末期癌患者を想定した正当化4要件です。これをそのまま当てはめて当否を判断すれば完全にアウトです。何故なら、本件のALS患者には死期が迫っていないからです。ただ、肉体的苦痛の要件をそのまま当てはめるのは筋が違う。ALS患者は末期癌患者とは異なる。今後の課題として精神的苦痛をどう評価するのかの問題を論じねばならない。その意味で、この裁判例法を適用して同一平面で論じることはできないのだ講義でお話ししました。配布したオランダ安楽死法の資料も活用して、更に論じてほしいと思いました。死期が迫るという概念に関しての質問がありましたが、数日では厳しいように思います。やはり数時間というレベルが妥当でしょうか。

⑥これから医師になられる皆さんをお守りするという意味では消極策を打ち出すしかありません。脳死状態らしき段階で治療を中止すれば、疑念をかけられる可能性が生じます。腰砕けのようですが、身を守るためには致し方ありません。臓器移植法の制約で、そもそも厳密な脳死判定はできませんが、治療の中止に際してそのような判定ができる状況を規定することが、今後の発展的な議論につながると思います。

10 子の類型の1通は、女子医大生の答案でしたが、なかなか講義をよく分析しておられる。私が言いたいのもの点で、患者の自己決定を尊重した結果、患者は亡くなりましたで済まされるのかという問題意識があります生命は重要で、世界医師会の宣言にも生命を最大限尊重すると規定されています。その上で、自己決定権の行使と生命の尊重は比較衡量するとどうなるのでしょうか。更に熟考してみてください。大学の図書館所蔵「治療行為の正当化原理」も読んでみてください。
11 他の裁判例に目を向けるという姿勢は大変重要な態度です。しかし、名古屋高裁の裁判例は、息子が父親を安楽死させるという事例であり、医師が行為主体者ではありません。従いまして、比較の対象としては適してはいません。森鴎外高瀬舟のような議論になりますね。

以上です。参考になれば幸いです。

ブルーインパルス、有難う、素敵だ

f:id:kobayashi-kimio:20210727225417j:plain7月23日金曜日、お昼の12時半ごろのことです。東京在住音楽大学に通う次女から、枚の写真が送られてきました。なんとも素敵な写真です。言葉で表現すると、調和、勇気、使命、愛というような言葉がふさわしい。娘によると、突然外轟音が響きわたり思わず外に出て空を見上げると、ブルーインパルスが編隊を組んで飛行していたそうです。これから五輪の輪を描くために目的地に向かうところなのでしょう。家の真上を飛行していたそうです。こういう瞬間に出会えるということは幸せなことですね。

今から57年前、私は小学生で中野区在住でした。10月10日は休みで、友人10名ぐらいと朝から遊んでいました。時間帯が何時かは定かではありませんが、中野駅のやや左側の方向の空にきれいな五輪が描かれるのをリアルタイムで目撃しました。何色かきれいな色がついていたような。友人と話し合い、あの五輪が描かれている空の下まで行こうと、自転車で走りました。ただ、太陽や月のように、追えども追えども、そこまでは届かないという感じで諦めました。千駄ヶ谷駅周辺で挫折したのかな。懐かしい。それにしてもこの写真は美しい。空の色も雲も美しい。そしてブルーインパルスに和が感じられ、勇ましくもある。乗りたい、うらやましい。生まれ変われたら、飛行機乗りになる。

126500円のサンダル、購入したいが手も足も出ません

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シグネチャー」8月&9月の合併号が届きました。相変わらず、広告を見ているだけで楽しい。今回注目は、写真のVALENTINOのシャツドレス、涼しげな綺麗な色です。これまで、あまり見たことないブルーです。値段は495000円。0が一つなければ、長身の娘に購入しますが、手が届きません。

右下に映るサンダルでも126500円です。手も足も出ませんし、購入すれば足が出ます。

その昔、「VOGUE」日本版の創刊に向け研究していたせいか、女性ものの広告にはどうしても目が行きます。

今号には時計のパブリシティーページもありました。恐らくこれはスポンサーへのサービス記事でしょう。右のウブロは4900万円、左のジャガー・ルクルトは2億円です。こうなると、もう笑うしかありません。でも前澤社長とか大富豪のお方は軽く買いそうですね。

 

「シグネーチャー」の記事、最近つまらない。広告は、高嶺の花で面白い。

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某カード会社から、ほぼ毎月送られてくる会員情報誌ですが、内容がこのところ極端につまらない。編集者上がりの私としては、どうしても厳しい意見、採点になる。売り物だとしたら、点数は零点に近い。今月号の特集も、縄文流行りとはいえ興味がわきません理由は記事の構成がおかしいから。何を伝えたいのかが良くわからないし、伝えるポイントが鋭くない。作り手に緻密さが感じられない。ページを割くのなら、もう少しマシな記事を書かねばならない。一方、広告は浮世離れしており、なかなか面白い。見ているだけで笑えます。ここに示したウブロの時計、右側の時計の価格は2000万円を超えている。家が1軒建てられます。広告費はそれなりだろうが、株長者とかすごい会員が5人ぐらいはポンと購入するだろうから、すぐに元は取れてしまうのだろう。一方、松本幸四郎さんをモデルにしたアルマーニのオーダーメイドスーツは昔と違い庶民的な値段で驚きました。アルマーニは、3万円以下のスーツを出しているのかという感じです。時代は変わりましたね。ここに出ている商品は高すぎて1つも買えないので、誌面ショッピングして楽しんでいます。秋には、ルイヴィトンのマフラーの特集とかして欲しいですね。これなら何とか購入できる値段です。